第10号 |
2000年1月15日 |
神から人へ。 神から人へ、伝え残すも僅かのときなり。僅かに残し伝えんとは、この世におけるそなたの霊行、み役の変わり目、移り目のこと。 また後の、この世の人への導きのあり。 少しというのも、少なくはなし。僅かというも、僅かにあらず。神の目からは僅かにあれど、人の目からは膨大ならん。 神に使われ導かれ、教えを守り、よく務め、後にそなたの伝えを読みて、救わる人の多かることを、思い描きて、勇めよ、励めよ。 神の使いをよく果たし、帰りて後も続く霊行。なれどそなたの後のこと、いまだ知らされ、聞かされず。 なれば、今のこの世にて、よくよく励みて、よく働けよ。 次に伝うることの全ては、後の世のため、人のため。なれば漏らさず書き残されよ。 神は人を使い給う。そもまた神の、慈愛なり。 神は人を導き給う。そもまた神の、恵みなり。なれば人よ、休むなく、止まることなく、働き続けよ。 働き疲れて、休まんときには、神の慈愛も深からん。 神に捧げて、尽くし切れよ。神に己の 誠の全てを。 神に仕えて、任せ切れよ。神の恩愛、余さず使え。 許さるる、真の愛の み恵みを、受けて働け、努力惜しまず。 惜しみ残さば、神は与えず。全てを果たして、足らざればこそ、神は与えてさらに富まさん。惜しみ貯めれど、そは残らざらん。神は取り上げ、不足を残さん。 残りあるうち、余りのあるは、そを出し切りて、使い果たせよ。 神の恵みは、無尽なれ、人は求めて、さらに欲せよ。 己の霊行、み役のためなら、ためらうことなし。遠慮は要らぬ。 なれど己の自己愛のため、我欲を満たさんためならば、神の恵みは授けられぬ。 己のみ役を知る者は、自ら求め欲せざるとも、神は与えて、足らざることなし。 神のみ役を果たすためなら、使えば使い使うほど、己の富は増し増さん。 豊かに潤い、肥沃な大地に、慈愛の種を、蒔けよ、子よ。 さらに与えよ、愛の肥料を。充分なる水、太陽を。なれば実りて、さらに富まさん。 神の心を試するなかれ。神は示して、明らかにせん。人の疑問も、悩みも、迷いも、神は晴らして、解き示さん。 人の心は疑いばかり。不信、ためらい、曇り、迷妄。さらに愚昧を深めるは、学問、知識、科学に医学。 宗教たりとも同じこと。神の教えを伝えることなく、いかに健康、富を得るかの、方法手段を解くに明け暮れ、真の務めを果たすものなし。 人には心の救いが必要。なれど教えは肉体ばかり、物質ばかりの協議教条。 真の救いを得んためには、人は心の救いを求めよ。 心の救いは健康も、平和も愛も全てが必要。そを実現し、その後に、さらなる行を果たすが大事。 人を救わば、己も救わる。 人に与えば、己も富まん。 さらなる富と繁栄のため、人に与えて、捧げよ、神に。 神に捧げて喜ばせ、神の手伝いなす者は、自ずと豊かに安らかに、真の救いをもたらされん。 己の自己愛、我欲のための、修行や霊行、信仰は、心の飢餓を増すばかり。 心し見回せ、己の周りを。己の内を、心の奥を。何故生きて、努力を積むか。何を求めて、行に励むか。 己の望む 愛とは何か。己の求むる 富とは何か。 素直に、飾らず、偽らず、赤裸々なるまま、包み隠さず、神の御前に、明かして見せよ。 己の真の真実を、神は受け取り、導かん。神に委ねし、無垢なる魂を、神は拾いて、救い上げん。 この世に疲れ、行に倦み、人の心に惑わされ、道を失い、迷える魂を、神は導き、光を示さん。 神の心に永遠に、灯る光は慈愛なり。 人を導き、この世を照らし、さらなる富と豊穣を、もたらす幸の源なり。 神は一人を導かん。一人を誘い、一人を示し、一人に告げて、一人に伝えん。 全てを集め、出会わせて、神の手伝い手助けを、果たするみ役を 与えたり。 今のある意味、生かさる意味を、さらに求めよ。神に問え。 神に示され、明かされて、正しき道を迷わず進め。神は導き、案内せん。 神の示さる道は暗く、遠く辛かる道に見えども、行く手の先には光明と、神の恵みの溢れなん。 神に救いの み手を求めよ。己の力に恃めども、人の力の限りでは、己一人も救われず。 神に委ねて、任せて待てよ。全てを捧げしその後に。 神に預けて、尽くして待てよ。み役の変わり目、賜らん。 人は向上進歩して、さらなる昇華と 精進進めん。 人の精進、向上、昇華。神に諮らば、明らかならん。 人の秤の、乱れ、狂いを、神は正して、直されん。 神の秤は絶対なり。時間空間、次元を越えて、変わらぬ普遍の尺度なり。 神に偽り、ごまかせど、ごまかし効かぬ秤なり。 神の秤にのせられて、己の罪と善行の、重さを量り、明らかにせん。 あの世に積むべき霊行を、神は秤に測られて、己の罪と善行に、釣り合うように与えられん。重すぎるなく、軽すぎるなく。身の丈、能力、精進に、見合う霊行、神は課されん。 不満は禁物、汚れを作らん。ただ感謝して、頂くべし。 感謝は不満を苦しさを、弱め薄める秘訣なり。神は人へと伝えゆかん。この世に生きる真の知恵と、あの世における霊行を。 人は知らずば、罪作り、あの世に帰りて、後に苦しむ。 なれば教え、導かん。あの世に帰るその前に。まだ間に合わん、その内に。 神の教えを、聞けよ、子よ。聞きて信じよ。守り、行え。 行い、さらに、伝えよ、人に。伝えて残せよ、後の世に。 |