第13号
 


神から人へ。人から神へ。
多くの犠牲と被害をもたらし、地球の浄化を急げる天を、人も理解し早くに変わりて、意図を読み取り働けよ。
神の世界は地球を救い、人類自然を残したし。なれば人もよく悟りて、危難を救い、転機と変えよ。さにて本日何を問うや。

(今年は洪水、台風、火山、地震と相次ぎました。これらは全て地球の浄化と言われております。このことで何か教えて頂けることはないでしょうか)

よくも悪くも、決めるは人なり。人の思いの持ち方一つ、想念一つで動きは変わり、地球の浄化と転じてゆかん。
人の思いの惑い悩みの、さらに募りて増し増さば、浄化は起らず、穢れるばかり。
全ては思いをよきかたに、明るき思いに変え行くことのみ。一つの現象事象には表の意味あり、裏もあり。
なれば人は思いを高め、暗き思いを払い落とせよ。
何ゆえ暗く重きに沈む。なぜ明るさに目をそらす。
神の光は遍満し、地をば照らして横溢せるを。人の心の不安に満ちて、暗き意味のみ探し見る。そをば直して波動を高めよ。
思いを明るく、希望を高く、明日につなげる意味を見つけよ。意味は思いの力となりて、波動と広がり、地上を覆わん。なれば正しく明るき波動を、思いを導き、光に向けよ。
本日そなたの案じる心は、波動となりて広がりゆかん。一人の不安は他に及び、この世を覆いて光を閉ざさん。
なれば不安は禁物なり。悪を排せず、悪をも受け入れ、悪なることの意味を見出せ。
全ては人の思いにあり。
人の思いの奥底の、闇に潜める不安や恐れ。さなる思いにとらわることなく、己を蝕む恐れに勝てよ。恐れに勝つとは排すにあらず。そを受け容れて、転ずることなり。
この世にあるは全て必然。悪も正も本来なし。そは相対の尺度なり。悪しき意味を見出すか、さなくば光を、希望を見るか。
真の強さ、たくましさとは、風に任せて身を委ね、なれど折れずにしないつつ、再び起きる草の姿よ。手向かい、歯向かう大木は、力に負ければ折れて倒れん。嵐の去りし草原に、命の力は蘇えらん。弱きものほど、強きもの。強きものほど、もろきもの。負けじと抗い、勝とうと力まば、力は倍に己に戻り、己を傷つけ、己を弱めん。
相手を憎む心も同じ。相手を負かせ見下さん。相手を攻めて、屈服させん。さなる心は両刃の剣。愚かの極み、嘆かわし。なれど人は賢きもの。本来備えし知性を持てり。
知性を活かし、心を使い、ことばを正しく用いなば、世界の平和は訪れん。地球の浄化に遅れなく、宇宙の進化と共に進まん。今生世界の縁のみになし。宇宙の進化に必要なれば、出会い集えるこの世の縁。
奇しくも惜しき、神の計らい。そを読み取れよ。尊べよ。
一度の祈りに終わらずに、日々に祈れよ、波動を高めよ。飽きることなく、倦むことなく、命の果てる最後まで、この世の役目を残さず果たせよ。命の光を輝かせ、自らの光を、波動を広げよ。一人一人が大切なり。欠かせぬ命の重さなり。
さにて本日、今の混乱、不安を治め、心の安定、平安を、各自が心し、取り戻すよう、さなる願いを教えたり。日々の行にて活かすべし。さにて。


神から人へ、人から神へ。
この世の騒乱擾乱も、一つの禊、一つの浄化。
なれば人は耐えて忍びて、明るき明日を心に描き、屈することなく伸びやかに、曇りを祓いて晴れやかに、澄み渡りたる透明の、無垢なる境地に自ら立ちて、遠く彼方にかすみたる、未来世界を我がものとせよ。
明日の世界は誰にも知れぬ、不安無常の世にあらず。既に定まり、決められたる、動かぬ仕組みの延長にあり。
なれば人は恐れることなく、ただ一筋の糸に引かれて、導く者の指し示す、未来世界を信ずるほかなし。
あまたの困難苦労はあれど、越えねば進めぬ試練と知れよ。目先の利益や快楽に、陶酔眩惑、現を失い、身を過つも哀れな衆生よ。
なれば目覚めて先を行く者、気づきて未来を知る者は、迷える衆生の目となりて、手を引き、杖とも支えとなりて、これから後の次なる世まで、水先案内、先導せよ。
明日の世界は遥かに遠く、たなびく陽炎、霧の如。握れどこぼるる砂の如。すくえど流るる水の如。
空しきものに見えるとも、そは表面の弱さなり。
枯れて散り行く花や葉は、儚きものの象徴なれど、真の命のたくましさ、永久につながる命と知らば、何をはかなむことのあらん。人の世界も皆つながりて、過去も未来も一つの流れ。地上に生きる全ての命も、一つの全き統一体。地上世界の一つ一つ、起こる事変に意味を読め。
神の定めし進化の道を、宇宙の意図を解きて明かせよ。永く暗き夜も明けゆかん。人の全てが進化の過程を、順序に沿いて進むほかなし。止まるも戻るも許されぬ。厳しき宇宙の仕組みと知るべし。時に悲惨の時代もあらん。紛糾困窮極限の、救いも見えぬ時もあらん。
なれど全てを神に照らし、宇宙の法則、真理に求めば、恐れることの露ほどもなし。人の心に勇気と英知を。進化の過程で身に付けよ。全ての源、根源に、神のご意図を読み取らば、人は自ずと成長し、さらに大きな魂を、さらに賢き魂を、育て、育み、進化せん。さなるまでの道の遠さよ。なれど神は諦めず。宇宙の星の一つ一つが、必ず共に進化して、次元を上げる経綸を、狂うことなく進め行くのみ。

さにて本日、暮れ行く年の終わりにて、今年のまとめと、締めくくりとせん。明け来る年にも迷うことなく、地に足をつけ精進するべし。それのみ祈る神の愛なり。さにて。