手水舎竣工へ

手水舎

富岡八幡宮では神域の尊厳護持を図り、また四年後の東京五輪に向けて正面参道入口を一新、さらに老朽化した手水舎の改修工事を進めて参りました。殊に手水舎に於いては皆様に御奉賛をお願いしましたところ多くのご浄財が寄せられ、心より感謝申し上げる次第です。このたび皆様のお蔭を持ちまして無事竣工を迎えることができましたので、ここに御報告いたしますと共に御奉賛頂いた皆様に心より厚く御礼申し上げます。


さてこの度の改修工事ですが正面参道入口におきましては、参道幅を広げて敷石を敷き直し、LED電球による夜間照明も設置して富岡八幡宮の正面玄関に相応しい空間造りがなされました。

また手水舎におきましては屋根の銅板葺き替えと木部の洗い直し、水盤も一新され鳳凰型の吐水口からはセンサーで自動に給水されます。なお享和三年(一八二七)奉納の旧水盤は江東区の指定有形文化財となっており永く後世に伝えるために当宮資料館に収蔵展示されることとなりました。


富岡八幡宮は寛永四年(一六二七)の創建で十一年後には創建四百年を迎えます。今後も由緒ある富岡八幡宮にふさわしい境内整備を進めて御神徳の益々の宣揚に力を尽くし、来たる創建四百年を皆様とともにお迎えしたいと考えております

鳳凰