木場の角乗り |
東京都指定無形民俗文化財(民俗芸能) |
江戸時代より深川木場は貯木場の町として栄え、縦横に走る掘割には多くの材木が浮かんでいました。これら材木の選別・管理・運搬に携わったのが「川並(かわなみ)」と呼ばれる職人で、彼等は水辺に浮かんだ材木を鳶口(トビの口ばしのような金具がついた木製の棒)ひとつで乗りこなし手際よく筏に組んでいきました。「木場の角乗り」は川並の技術が仕事の余技・芸能として発展したもので、角材を水車のように回転させて曲乗りを披露します。様々な演目があり現在では10月の江東区民祭りにて披露されています。 |