暑中お見舞い申し上げます。
皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて私ことこのたび6月28日に開催されました総代会・役員会の承認を得て富岡八幡宮宮司の職に就き、当神社規則の定めるところに依り法人の代表役員に就任いたしました。また小林育夫・押田まり子・吉田久蔵・富岡聰子の各氏は責任役員を退任され、新たに菅澤運一・長谷川健治・矢ノ目忠・小林千歳の各氏が責任役員に就任、さらに鈴木邦夫氏が新しく総代に加わられました。
当神社にとりまして存亡の危機ともいえるこの時期にあたり、甚だ微力ではございますが、神慮を畏み、新たに布陣された役員・総代の皆様と協力して、富岡八幡宮の復興・再生のため一意専心努力する所存でございます。
また、この機会にあたり昨年暮れに発生した事件につきまして、皆様に多大なご迷惑をおかけいたしました事、ここに改めてお詫び申し上げます。
私共役職員一同は、本来富岡八幡宮が八幡様の神様のためにあり、またその神様を崇敬される氏子崇敬者のためにあるということを再認識し、一致協力して信頼の回復に努めてまいる所存でございます。そのためには、定められた日々のお勤め、月ごと年ごとの祭典・行事を厳修して、御神慮に添い奉ることが、まず第一と心得えます。
9年後の2027年、当宮は御鎮座400年の佳き年を迎えます。富岡八幡宮がこの度の苦難を乗り越え、この地域の氏神様として本来あるべき姿に立ち返り、現代にふさわしい組織や境内施設を整えて皆様のご信頼を得、祭の伝統を幾久しく受け伝えていけるよう精励いたす所存でございますので、どうか今後ともお力添えを賜りますよう、謹んでお願い申し上げ、ご挨拶といたします。
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